Cursorコードエディターの使い方ガイド:AI時代の必須ツール

使ってみる

効率的なコーディングが求められているプログラミングの世界。そんな中で注目を集めているのが、AI機能を搭載した「Cursor」コードエディターです。今回は、Cursorの基本的な使い方から高度なAI機能の活用法まで、幅広くご紹介します。

Cursorコードエディターの基本機能と使い方

インターフェースの特徴

Cursorのインターフェースは、VScodeとほとんど同じのためシンプルでありながら機能的です。

左側にファイルツリー、中央にコードエディター、右側にAIアシスタントが配置されており、直感的に操作できます。初めて使う方でもすぐに慣れることができるでしょう。

Cursorのインターフェース

ショートカットキーの活用法

VScodeをフォークして作られているため、Cursor最大の特徴であるAI関連のショートカットキーを表にしました。

ショートカットキー機能
Ctrl + K選択したコードの編集または新規コード生成
Cmd + LAIチャットを開く
Cmd + Shift + L選択したコードでAIチャットを開く
(AIチャット内で)@Sybolsファイルまたはコードシンボルの参照
Cursorのショートカットキー表

@Symbolsで指定できるシンボルは次の通りです。

@SymbolsDescription
@Filesファイルを参照
@Foldersフォルダを参照
@Codeコードを参照
@Docs公式ドキュメントを参照
@GitGitHub上のブランチと差分を比較
@Codebaseディレクトリ内のコードを参照
@Ling errorsLintのエラーチェック
シンボル表

CursorエディターのAI機能活用法

コード補完機能の使いこなし

Cursorの最大の特徴は、AIによる強力なコード補完機能です。

単に次の単語を予測するだけでなく、文脈を理解して適切なコードブロックを提案してくれます。

先ほど紹介した「Ctrl + L」や、@Symbolsを用いることでコード補完機能を使うことができ、この機能を活用することで、コーディングの速度と正確性が大幅に向上します。

AIチャット機能の効果的な利用

AIチャット機能は、コーディング中に生じた疑問をその場で解決できる強力なツールです。

例えば、「この関数の使い方を教えて」と質問すれば、AIが詳細な説明と使用例を提示してくれます。

これにより、ドキュメントを検索する手間が省け、作業の中断を最小限に抑えられます。

他にも、コードに分かり易いコメントを打ってもらうことで客観的に分かりやすいコードにすることもできます。コーディングだけでなくこのように補助的に使うだけでもとても効率が上がりますね!

CursorエディターとVSCodeの違い

機能面での比較

CursorとVSCodeはどちらも優れたコードエディターですが、いくつかの点で異なります。

CursorはAIによるコード補完と自動修正に特化しており、より直感的なコーディングをサポートしている一方で、VSCodeは豊富な拡張機能が魅力で、カスタマイズ性に優れています。

詳細な比較については、公式サイトで確認できます。

ユーザーインターフェースの違い

Cursorのインターフェースは、AIアシスタントを中心に設計されています。これにより、コーディング中にAIのサポートを受けやすくなっています。

対して、VSCodeは、より伝統的なエディターのレイアウトを採用しており、多くの開発者にとって馴染みやすい構成となっています。

とはいっても、CursorはほとんどVScodeと同じつくりのため、VScodeユーザーは特に問題なくCursorを使いこなすことが出来ると思います。

Cursorを使った効率的なコーディング方法

プロジェクト管理の効率化

Cursorを使えば、プロジェクト管理も効率的に行えます。

例えば、AIがプロジェクト全体を理解し、関連するファイルやコードブロックを素早く見つけ出してくれます。

これにより、大規模なプロジェクトでも迷うことなく作業を進められます。

デバッグ作業の簡素化

AIによるデバッグ支援も、Cursorの強みの一つです。エラーメッセージを解析し、問題の原因と解決策を提案してくれます。これにより、デバッグにかかる時間を大幅に削減できます。

Cursorエディターの料金プランと機能比較

無料プランの特徴

Cursorの無料プランでも、基本的なAI機能を利用できます。

コード補完やAIチャットなど、主要な機能はすべて無料で使えるため、個人開発者や学生にとっては十分な機能が揃っています。

有料プランのメリット

有料プランでは、より高度なAI機能や大規模プロジェクトのサポートが提供されます。

例えば、AIによるコードレビューや、より精度の高いコード生成機能が利用できます。企業での利用や、より生産性を高めたい開発者にお勧めです。

さいごに

AIエディターCursorの基本的な使い方をご紹介しました。

当ブログでは、AIを生活で活用する方法から最新AIに使われる深層学習といった理論まで、AIに関する記事を幅広く扱っています。

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