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- ChatGPTをブログに活用する方法が分かる
- SEO対策でChatGPTを使うときのポイントが分かる
ブログ記事を執筆する際に意外と大変なのが、記事のキーワード選定やアウトラインの作成、SEO対策といった本文と別のところですよね。
特にSEO対策をしっかりしないと、せっかく良質な記事であっても誰にも閲覧してもらえない可能性さえ出てきます。
そこで、この記事ではAIを活用してこれらの作業を効率化し、迅速に良質なブログ記事を書く方法をご紹介します!
LLM(AIモデル)の選び方
AIを用いてブログ記事を書く際には、どのLLM(大規模言語モデル)を使うかがとても重要です。ChatGPT以外にも多くのモデルがあるため、記事の内容によって柔軟にモデルを選択しましょう。
記事の生成に関する評価指標は以下のとおりです。
- BLEUスコア:生成されたテキストが参照テキストにどの程度近いかを評価する指標。スコアが高いほど、生成されたテキストが参照テキストに近い。
- ROUGEスコア:生成された要約がどの程度参照要約をカバーしているかを評価する指標。スコアが高いほど、生成された要約が参照要約に近い。
- METEORスコア:同義語やステミングを考慮して生成テキストと参照テキストの一致度を測る指標。スコアが高いほど、人間の判断に近い評価が得られる。
- 対応言語:モデルがどの言語で自然言語処理を行う能力を持っているかを指す。対応言語でなくても使用できるが、対応言語だと指標どおりの性能が期待できる。
主要モデルについて比較してみます。
モデル名 | BLEUスコア | ROUGEスコア | METEORスコア | 特徴 |
---|---|---|---|---|
Llama 3.1 405B | 0.92 | 0.88 | 0.90 | オープンソースでアクセスしやすく、多言語対応。高い推論能力を持つ。 |
GPT-4o | 0.89 | 0.91 | 0.87 | 高精度な文章生成、幅広いトピック対応。特に数学的な問題に強い。 |
Claude 3.5 | 0.85 | 0.86 | 0.84 | 長文生成が得意で、倫理的で安全なコンテンツ生成が可能。 |
Gemini 1.5 Pro | 0.87 | 0.89 | 0.85 | Googleのエコシステムとの統合が強力。自然な会話と文脈理解が得意。 |
モデル名 | 対応言語 |
---|---|
Llama 3.1 405B | 英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、ヒンディー語、スペイン語、タイ語 |
GPT-4o | 英語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語 |
Claude 3.5 | 英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語、日本語、イタリア語、その他主要言語 |
Gemini 1.5 Pro | 英語、日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、中国語、韓国語、その他多数の言語 |
指標だけみるとLlama3.1 405Bが最も優れていそうですが、実際に編集者が使用したところGPT4oやclaude3.5の方が自然で期待通りの出力をしてくれました。
Gemini以外の3つのモデルは、Perplexity AIというプラットフォームで簡単に使うこともできます。
Gemini と話してアイデアを広げよう (google.com)
もし生成された出力結果が微妙であれば、いろいろなモデルで再生成してみるとよいかもしれません。
なお、本記事ではPerplexity AIのデフォルトモデル(GPTを検索エンジンに最適化)とClaude3.5 sonnetを用いて執筆の補助をしております。
リアルタイムの最新情報を用いて記事を執筆する際は、前述したAIモデルを検索用に最適化している「Perplexity」や「Gemini」を使うとよいでしょう。
リアルタイムでインターネット上の情報をかき集めて文章を生成してくれるため、最新情報を効率よく調査することが出来ます。
AIでブログ記事のキーワード選定を効率化
使うAIを決めたら、記事に含ませるキーワードを選定しましょう。
記事を執筆する際に直観でキーワードを含めるよりも、記事の内容に関して閲覧者はどのようなキーワードで検索するかを調査し、記事に含ませるキーワードを選定することで多くの人に閲覧してもらうことが期待できます。
以下の用語を知っておくと、キーワード選定の際に役立つでしょう。
- ロングテールキーワード: 複数の単語を組み合わせた検索ボリュームの少ないキーワードのことです。ニッチな市場をターゲットにするため、競合が少なく、特定のニーズに応えるコンテンツを作成しやすいという利点があります。
- ビッグキーワードとミドルキーワード: ビッグキーワードは検索ボリュームが大きいが、競争が激しいキーワードです。ミドルキーワードはその中間で、特定のカテゴリーや商品群を示します。
- 検索意図: ユーザーがキーワードを検索する際の目的やニーズを理解することが重要です。これにより、適切なコンテンツを提供し、ユーザーの満足度を高めることができます.
本記事ではロングテールキーワードの選定方法を紹介します。以下にAIに渡すプロンプトの例をいくつか示します。
1.基本なキーワード抽出
あなたはSEO対策のプロフェッショナルです。
「[記事の内容]」に関連するロングテールキーワードを5つ提案してください。
2.競合分析を含めたキーワード提案
あなたはSEO対策のプロフェッショナルです。
「[テーマ]」に関する競合が少なく、コンバージョン率が高いロングテールキーワードを教えてください。
3.検索意図を考慮したキーワード選定
あなたはSEO対策のプロフェッショナルです。
現在のトレンドを考慮した「[カテゴリー]」のロングテールキーワードをいくつか提案してください。
これらの例に共通して、最初に「~のプロ」のような役割を与えています。プロンプトエンジニアリングの観点からみて、AIに役割を与えることで良い出力が得られるそうなので、ぜひ実践してみてください。
プロンプトエンジニアリングについての記事はこちらから
AIで選定したキーワードからブログ記事のアウトラインを作成
前項で選定したキーワードを用いて、記事のアウトライン(大枠)を作っていきましょう。以下にAIに渡すプロンプトの例をいくつか挙げます。キーワードの部分に選定したものを入力してください。
1.基本のアウトライン作成プロンプト
あなたはSEO対策のプロフェッショナルです。
「[キーワード]」を中心にしたブログ記事のアウトラインを作成してください。各セクションの見出しと内容の要点を含めてください。
2.SEO最適化のプロンプト
あなたはSEO対策のプロフェッショナルです。
「[キーワード]」を使用してSEO最適化されたブログ記事を書いてください。タイトル、見出し、本文、メタディスクリプションにキーワードを適切に配置してください。
AIで作成したアウトラインからブログ記事を作成する
前項で作成したアウトラインを基に、本格的に記事を書いていきましょう。このとき、AIは一度で出力できる文字数が決まっているため一つ一つの項目について順番に入力するのがポイントです。
もしあなたがproバージョンなどに課金していて、出力文字数が多いモデルの場合は以下のようなプロンプトを入力すると一度に記事を作成することも出来ます。
あなたは著名なブロガーで、キーワードに関する内容を幅広い年齢層の読者に分かり易く説明することが得意です。
「[キーワード]」に関するSEOに強いブログ記事を書いてください。以下の要素を含めてください:
- タイトル(キーワードを含む、50文字以内)
- H1見出し(キーワードを含む)
- H2見出し(3つ以上、キーワードを含む)
- 各H2見出しの下にH3見出し(2つ以上、キーワードを含む)
- 各見出しの下に300-500文字の段落(キーワードを適切
に配置)
- メタディスクリプション(150文字以内、キーワードを含む)
- 内部リンクと外部リンクを含める
AIでブログ記事のタイトルとメタディスクリプションの作成
ここまでの内容で、キーワード選定、アウトラインの作成、記事の作成ができたと思います。最後にSEOに強い記事のタイトルとメタディスクリプションを作成して投稿しましょう!
今回はAIにただプロンプトを渡すだけでなく、記事の内容も一緒に渡すことでより記事に沿ったタイトルとメタディスクリプションを作成してくれます。
以下はプロンプトの例です。[記事の内容]と[キーワード]を変更してお使いください。
あなたはSEO対策のプロフェッショナルです。以下の記事の内容とキーワードを参考にして、SEOに強いメタタイトルとメタディスクリプションを作成してください。
メタタイトルは70文字以内、メタディスクリプションは160文字以内にしてください。
[記事の内容]
[キーワード]
おわりに
以上がAIを用いて効率よくブログ記事を書く流れです。AIは間違った情報を出力する(ハルシネーション)こともあるため、記事を投稿する際は必ず自分でチェックすることを忘れないでくださいね。
また、これらのプロンプトを毎回投げる手間やを省き、もっと効率化する方法として専用のツールを使うという手もあります。たくさん記事を書く方や、よりSEOに強い記事を作成したいという方はこれらのツールを使うのもおすすめです!
AIを上手に活用して快適なブロガーライフを送っていきましょう!