AI検索の新時代!Perplexity, Genspark, Elicitを使い分けよう

使ってみる

何かを調べたいときに、検索しても欲しい情報がなかなか出てこないこと、ありませんか?

そんな時に役立つのが、検索型AIです。

今回は、AI初心者の方に向けて、3つの検索型AI(genspark, perplexity, elicit)の特徴と使い方を解説します。

この記事でわかること
  • AI検索の何がすごいか分かる
  • AI検索で主要な3つのモデルが分かる
  • 3つのモデルの違いと使い方が分かる

検索型AIとは?

検索型AIは、従来の検索エンジンにAI技術を組み合わせた新しい情報検索システムです。

ユーザーの質問や検索キーワードに対して、より関連性の高くまとまった回答を提供します。

検索型AIの主な特徴

検索型AIは共通して以下のような特徴をもちます。

  1. 自然言語理解
    ユーザーが日常会話のように質問できます。例えば「東京で美味しいラーメン屋さんは?」といった質問にも対応できます。
  2. 情報の統合と要約
    複数のウェブサイトから情報を集め、重要なポイントをまとめて提示します。
  3. リアルタイム情報
    最新の情報を含めて回答を生成します。
  4. 対話形式
    質問に対する回答だけでなく、関連する追加情報も提供し、会話のように情報を掘り下げることができます。

人に聞く感覚で、ネット上から集めた情報を分かり易く説明してくれるんです!

検索型AIがなんかすごいってことは分かったけど、ChatGPTと何が違うの?

ChatGPTは最新の情報を知らないけど、検索型AIはリアルタイムで検索するから最新の情報に強いんです!

なるほど!じゃあ、文章の生成や要約にはChatGPT、調べものには検索型AIがいいんだね!

その通りです!検索型AIの性能はプロンプトの影響を受けるので、不安な方はこちらの記事もご覧ください!

代表的な検索型AI

検索型AIの主要なサービスとして、次の3つが有名です。

1.Perplexity AI

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Perplexityの主な特徴

  1. AI駆動の対話型検索エンジン
    • OpenAIのGPTモデルとBing検索エンジンを組み合わせたシステムです。
    • 自然言語での質問に対して、リアルタイムの情報を基に回答を生成します。
  2. 情報の信頼性と透明性
    • 回答に使用した情報源のURLが明示されます。
    • ユーザーが情報の信頼性を容易に確認できます。
  3. マルチモーダル対応
    • テキスト、音声、画像の一括処理が可能です。
    • 多様な形式の情報を統合して回答を生成します。
  4. 多言語サポート
    • 日本語を含む複数の言語に対応しています。
    • 質問と回答を希望の言語で受け取ることが可能です。

Perplexityの料金プラン

無料プラン
  • 価格: 無料
  • 特徴:
    • 基本的な質問応答や情報収集が可能
    • 1日50回までの利用制限
    • ファイルアップロードや画像生成機能に制限あり
有料プラン(Perplexity Pro)
  • 価格: 月額20ドルまたは年額200ドル(年間契約で40ドルの節約)
  • 特徴:
    • 無制限の利用が可能
    • GPT-4、Claude 3、Gemini Proなど複数の高度なAIモデルを利用可能
    • 無制限のファイルアップロードと画像生成機能
    • APIアクセスが可能
    • カスタムトピックの設定やアラート機能付き

以下の紹介コードから登録すると、10ドルの割引が入ります!ぜひご利用ください!

※支払い画面でクーポンが届きます

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Enterpriseプラン
  • 価格: 要問合せ
  • 特徴:
    • 大企業向けに最適化された機能
    • APIによるシステム連携が可能
    • 専任コンサルタントによるサポート

2.Genspark

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Gensparkの主な特徴

  1. AI駆動の次世代検索エンジン
    • ユーザーの質問に応じて、カスタムの「Sparkpages」を生成します。
    • 複数のAIエージェントが協力して情報を探索し、包括的な回答を提供します。
  2. 高度な情報統合
    • AI Parallel Search機能により、様々な視点から情報を収集し、整理します。
    • 複数のウェブソースから情報を統合し、単一の詳細なページにまとめます。
  3. 専門分野での強み
    • 特に医療情報などの専門分野で優れた性能を発揮します。
    • レビュー論文に匹敵する詳細な情報を即座に生成できます。
  4. 高速な情報生成
    • 検索結果の生成速度が非常に速く、競合サービスを上回るとされています。
    • 5000文字程度の長文記事を瞬時に作成する能力があります。
  5. 信頼性の高い情報提供
    • 権威性や人気が高いWebページを優先し、信頼性の低い情報を排除する仕組みを持っています。
    • 広告やSEOに影響されない中立的な結果を提供します。

Gensparkの料金プラン

  • 現在はベータ版として提供されており、すべての機能を無料で利用できます。
  • 将来的には有料プランの導入が予定されていますが、具体的な価格設定はまだ発表されていません。

3.Elicit

Elicit: The AI Research Assistant
Use AI to search, summarize, extract data from, and chat with over 125 million papers. Used by over 2 million researcher...

Elicitの主な特徴

  1. AI駆動の論文検索ツール
    • 自然言語処理技術を活用し、研究者の質問に最適な論文を提示します。
    • キーワード検索だけでなく、研究の背景や目的に基づいた検索が可能です。
  2. 効率的な文献レビュー
    • 膨大な量の学術論文から関連性の高い情報を迅速に抽出します。
    • 検索結果の自動要約機能により、論文の概要を素早く把握できます。
  3. データ分析と可視化
    • 複数の研究結果を自動的に集約し、統計的に比較します。
    • グラフやチャートを用いてデータを視覚化し、理解を深めます。
  4. マルチリンガル対応
    • DeepLを使用して、キーワードを英語に翻訳して検索し、結果を日本語に翻訳します。
    • 言語の壁を越えて、グローバルな研究成果にアクセスできます。
  5. コラボレーション機能
    • チームでのリアルタイムな情報共有とディスカッションをサポートします。
    • 共同研究やプロジェクトの効率を向上させます。

Elicitの料金プラン

無料プラン(Basic)
  • 価格: 無料
  • 機能:
    • 論文検索
    • 論文からのデータ抽出
    • コンセプト検索
    • 論文のアップロード
    • 結果とレビューの保存
  • 制限:
    • 毎月5000クレジットが配布され、クレジットの追加は不可
有料プラン(Plus)
  • 価格: 月額10ドル(または12ドル)
  • 機能:
    • Basicプランの全機能
    • 分析結果をRIS, CSV, BIB形式でエクスポート可能
    • 高度な分析モード
    • 論文内のテーブルデータの活用
    • 優先的なカスタマーサポート
  • 制限:
    • 毎月12000クレジットが配布され、必要に応じてクレジットを追加購入可能
チームプラン(Enterprise and Institutions)
  • 価格: 要問い合わせ(規模や用途によって決定)
  • 機能:
    • Plusプランの全機能
    • 組織内のユーザー間でクレジットを共有可能
    • インボイスベースの請求書発行
    • 常に最優先で利用可能なカスタマーサポート

検索型AIの使い分け方

3つのモデルはどのように使い分ければいいの?

それぞれのモデルの特徴を表にしたので、この表をもとに自分にあったモデルを使いましょう!

特徴PerplexityGensparkElicit
主な用途一般的な検索、質問応答専門分野の情報検索、詳細な情報ページ生成学術論文検索、文献レビュー
AIモデルGPT-4o、Claude3.5など複数マルチエージェントフレームワーク独自のAIモデル
情報源インターネット全般複数のウェブソース学術論文データベース
特殊機能マルチモーダル対応、リアルタイム情報Sparkpages自動生成、高速検索データ分析、可視化
言語対応多言語対応主に英語多言語対応(DeepL翻訳)
無料プランあり(基本機能)あり(現在はベータ版で全機能)あり(基本機能)
有料プラン$20/月未定$12/月
主な強み幅広い情報検索、使いやすさ専門分野での詳細情報、高速生成学術研究支援、効率的な文献レビュー
対象ユーザー一般ユーザー、ビジネスマン専門家、研究者研究者、学生
情報の更新頻度リアルタイム高頻度定期的(論文データベースの更新に依存)
3つのモデルの比較表

さいごに

検索型AIの凄さがお分かりいただけたでしょうか。

注意点として、生成AIはハルシネーション(間違い)が生じることがあるため、必ず情報が正しいのか自分で確認するようにしてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。